ユーラシア大陸横断の旅
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ロシア連邦

 
ロシア旅行の実際:
ソビエト崩壊後のロシアでは、旅行制限を撤廃し、建前としては外国人も自由に旅行できるはずとなった。ところが旅行者はロシアにとって重要な外貨獲得源。さらにはテロの頻発などもあって、自由で安上がりな旅はロシアでは難しい状況となっている。
滞在者の取り締まりは特に厳しく、駅付近などちょっとウロウロしていると、まず間違いなく警官に呼び止められ、パスポートチェックを受ける。たいていの場合、これまでの滞在都市と宿泊先を尋ねられ、証明する書類が揃ってないと警察官詰所まで連れて行かれることになる。ホテルでの警備も厳しく、ホテル内をうろついていると、宿泊カードの提示を求められる。したがって、宿泊先のホテル以外では用を足すことも難しい。

バウチャー旅行について:
ロシアでの自由旅行を妨げているのが、悪名高いバウチャー制度だ。
観光目的でロシアに入国するためには、ビザが必要だが、このビザを取得するためには、バウチャーと現地旅行会社(インツーリスト)からの「受入確認書」が必要となる。この場合のバウチャーとは、ホテルや交通機関の予約と、その支払証明書のこと。つまり、ロシアを旅行するためには、ロシア国外で旅行の日程を立て、最低限必要な(ホテルや交通機関の切符)の予約と支払いを済ませなければ、ビザが下りないということになる。
通常、ロシア旅行の手配を行っている旅行代理店に依頼して、バウチャーを発行してもらい、ビザを取得することになる。自力でバウチャーを入手し、領事館でビザを発行してもらうこともできなくはないのだろうが、必要な書類を先方の求める書式で揃えることが難しく、キャンセル料などを支払うリスクも伴う。なので日本に限らず、フィンランドやリトアニアなど、ロシアに隣接する諸外国からビザを取る場合でも、現地の旅行代理店から手配するのが(今のところ)無難のようだ。日本以外でロシアのビザを取るなら、旅行者へのサービスが充実しているヘルシンキで依頼するのが、(何かと世話を焼いてくれるので)一番ラクだと思う。まだ旅行者慣れしていないエストニアでは苦労するかも知れない。
とにかく必要な書類が揃ってないと、ロシア国内では大変やっかいなことになるので、十分気をつけよう。なぜなら、ロシアのビザは申請した入国予定日から出国予定日まで、1日のゆとりもなく発給されるからである。現地で何かあって、予定が狂った場合、下手をすると不法滞在者扱いされてしまう可能性だってあるのだ。(ビザの延長も簡単ではない)。


      ロシアの査証。シール上になっており、旅券に貼り付けられている。旅程ぴったり分しかおりない。  


やっかいなバウチャー旅行:
バウチャーで予約する場合、非常に腹立たしいのが、現地で予約・購入する場合よりも高額な請求をされることだ。だからといって、ホテルの予約などを現地で行おうとしても、そもそもビザが下りない仕組みとなっている。インターネットから予約して、バウチャーを発行してもらえば安上がりになるが、この場合ビザ申請を自分でしなければならなくなる。先述の通り、これはちと厳しい。旅費を安く上げるには、ビザが取得できる最低限(ホテルや交通機関)のバウチャーを取得して行けばいい。ただし繁忙期のクレムリンのチケット売場などは恐るべき行列ができているので、並びたくなければチケットぐらいはバウチャーに含めておくべきだろう。モスクワでの滞在費は物凄くかかるので、時間を無駄にすることが旅費の節約になるのかどうかは悩みどころではある。


      ホテルのバウチャー。これと引き替えに宿泊カードをもらう。控えの方は「Copy」と大書してある。したがって今この控えではない方が手元にあってはおかしいはずなのだが、受け取ったり受け取らなかったりで、取り扱いにもうひとつ一貫性がない。  


自由旅行は事実上不可能:
このバウチャー制度のおかげで、ロシアでの自由旅行は事実上不可能である。モスクワでもう1泊したいと思っても、イルクーツクはもういいやと思っても、現地で予定を変更するのはほぼ不可能だ。ロシアを旅するには事前の予定をしっかり立てておく必要がある。しかも出発日の(最悪でも)1ヶ月前には手配を行わないと間に合わない。事務手続きがとてもスローだからだ。インツーリスト(旧ソ連国営旅行社)の主催旅行ならいざ知らず、どうも個人の手配旅行は後回しにされているような気がする。ロシア旅行の手配をするには十分な余裕をみておこう。
どっちみち自由旅行は不可能なので、割り切ってパッケージツアーに申し込むのも面倒がなくていいかもしれない。

ことばについて:
ロシアに限らず東欧全般について言えることだが、英語の通用度は極めて低い。だが英語の通用度の低い国など珍しくはないので怖れる必要はない。ただ旅行者の受け入れ態勢が不十分であり、かつ出入国の取り締まりが異常に厳しい国でであることは心しておきたい。それに官憲もまだ威張っている。
ロシア語が多少なりともできると、トラブルの際にも、不必要にナメられる気遣いがなくて心強い。なにがしかのトラブルが必ずあるに決まってるのだ、ホントにこの国は。
ホテル内・国際線空港・インツーリストのカウンターでは、全員というわけではないものの、ほぼ英語が通用するので、非常のときには役に立つ。しかしこうしたところの職員は、あまり親切とはいえないので、根気よく粘るか、ヒマそうな人を探すか、ムリそうなら別の人をあたるかなど、意志を通すにはそれなりの工夫が必要になる。
エルミタージュ級の美術館などは別として、案内表示のほとんどがロシア文字のみで書かれていので、ロシア文字に慣れておくことを強くおすすめする。駅でもアイコン表示すらない場合がほとんどだ。英語と違って、ロシア語は綴った通りに発音するので、既知の地名や英語由来の単語などは、文字さえ読めれば類推できる。
ロシアでは、品物が自由に手に取れる店はまだまだ少ないので、ちょっとしたモノを買うのにも、多少のロシア語は不可欠となる。
2005年10月から、出入国カードですら、どういうわけかロシア語表記のみとなった(記入は英語で可)。
 
 
ロシア旅行を取り扱っている国内の主な旅行代理店:
ユーラシア旅行社
  シベリア鉄道旅行のツアーを取り扱っています。
ユーラス・ツアーズ
  ロシア旅行を扱っている日本の旅行代理店、YAM@管理人御用達。
ロシア旅行社
  ロシア旅行を扱っている日本の旅行代理店、悪評を聞くこともあるが…
インツーリスト・ジャパン
  旧ソ連国営旅行社の日本支社。日本では、ロシア全土および旧ソ連地域をカバーできる唯一のツアーオペレーター。ツアーの料金設定は高め。
   
 
 
 
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ロシア旅行ガイド
 
 
 
 
 
 
 
 
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