イスタンブルの日本人
2005. 0510-0515
トルコ人と結婚する日本人女性(1)
トルコにはたくさんの日本人が働いている。
イスタンブールで親しくなったオメルというトルコ人(正確には
クルド人
)と話しているときに、ふと聞いてみた。「こっちで働いてる日本人って、何か逃げてきてるような人が多いよね」。
思い当たるフシがあったのか、オメルは「ポン」と手を叩いて、「その通りだ」とうなずいた。
オメルの彼女は日本人で、S子さんという名前なのだけれど、「スージー」という、香港人の英語名みたいな愛称で呼ばせていた。 彼女はニューヨーク暮らしが長く、宝飾品のデザイナーだったらしいが、9.11同時多発テロ事件後の混乱に耐えられず、ヨーロッパへやってきて、イスタンブールまで辿り着いた。
トルコの定住ビザがないので、(観光目的での滞在期限の切れる)3ヶ月に一度は国境を越え、すぐにまた再入国して、滞在期限を延長するのだと、彼女は言う。 詳しい事情はここでは書けないけれど、彼女は職を変えるがごとく、国を転々としているわけだ。
彼らと毎日のように晩飯を一緒にさせてもらった。
スージーさんは、いい意味でも悪い意味でもアメリカナイズされてしまった人だ。ところが俺とオメルは反米思想で意気投合してしまっている。アメリカ建国時代にまで遡って、あの国は侵略と暴力が常態なのであって、太平洋→東アジア→インドシナと、ずーっと侵略を続けてきてて、地球一周したってやめるもんか、などとやっているから、スージーさんには面白くない。スージーさんは必死になってアメリカの弁護をしはじめた。
トルコの若者たち。4人とも親類。みんな素朴で気のいい連中だった。
いくら欧米化が進んでいるとはいえ、トルコは伝統的なイスラム社会だ。昨今のイスラム情勢を鑑みて、アメリカ賛美が受け入れられると思っていること自体がもうズレているのだ。 彼らの家に岩波書店の「コーラン」があったので、スージーさんに読んでみたのかと聞いてみたら、男尊女卑の考え方が物凄いので、途中で読むのをやめたのだそうだ。
スージーさんは、将来オメルと結婚する予定なのだそうだが、こんなに覚悟のないことで大丈夫だろうかと心配になる。
事の是非を決めることはできない。しかし「コーラン」はイスラム社会の道徳的規範である。 昨今ではイスラム社会の価値観も大きく様変わりしているようだが、それでも多くの人がイスラム的価値観のもとに生活をしている。
今回、一番仲良くなったシャバン君。彼の寝顔を撮った写真もあるのだが、公開は控えておく。
私たちはビールを飲むとき、窓のブラインドを閉めてから栓を開けている。二階に住んでいるオメルのお姉さんに見つかるとひどく怒られるからだ。 もちろんトルコではごく普通に酒類を購入することができる。だがだからといって場所も考えずに大っぴらに飲んでいると、非難の目で見られることになる。オメルの甥っこのシャバンに缶ジュースをすすめたときも、アルコールが入っていないかを非常に気にしてた。
僕はイスタンブールを訪れた当初、ブルーモスクの脇を歩きながらビールを飲んだことがあった。外国人旅行者の立場だとはいえ、これには未だに後悔している。
クルド人(Kurd)
中東のクルディスタンに住む山岳民族。1200万~1500万人がトルコ南東部に居住し、ヒツジの飼育と農業を生業とする半遊牧生活を送っている。
トルコ共和国
トルコ旅行記
イスタンブル
イスタンブル雑感
イスタンブルの日本人
トルコツアー情報
イスタンブル
接続便のある航空会社
トルコ航空
日本航空
ルフトハンザ航空
KLMオランダ航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
シンガポール航
マレーシア航空
ウズベキスタン航空
旅の情報収集
格安航空券(海外)
格安航空券・高速バス(国内)
海外ツアー&オプショナルツアー
海外旅行保険
ホテル予約
旅行用品
旅のお金
英会話に挑戦
旅の情報
旅の準備
Go back to the page top
Terms of Use
About me
Column
Contacts